billion bees

小さなミツロウ工房便り

タグ:養蜂

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だんだん暖かい日が多くなり、 養蜂家たちが巣箱を内見する日が増えてきました。

冬の間にしょっちゅう巣箱を開けてしまうと、蜂たちが凍えてしまうのだそうです。

内見にくっついて、蜂たちにご挨拶♬
一番元気な群れを見せていただきました。 

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満ち満ちです!!

花がたくさん咲き始めると子供たちもた〜くさん生まれていって
寒くなると少なくなるそうです。
自然に合わせて自分たちの群れを多くしたり、少なくしたり。
本能って面白い。

人も、春になると代謝が上がって冬になると夏の半分くらいの代謝になるようですが
蜂を人の細胞のひとつひとつと思うと似ていますね。 

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元気な蜂たちは巣作り意欲も旺盛🐝

早くお花がたくさん咲きますように!!
 

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昨日はミツロウチームのミーティング


寒い季節は製蝋に向かないので、

リップバームの試作やホームページなどでどういうことを伝えていきたいか

たくさん検討や話し合いを重ねています。


今日はその中のひとつ、

私たちがミツロウを預かる養蜂家が志す、自然養蜂について。


B2でミツロウを預かる養蜂家たちは、natural beekeeping 自然養蜂を志す人たちです。


蜂を養うと書いて養蜂家。

養蜂家にもそれぞれのやり方や主義主張があるかと思います。


彼らはできるだけ自然な環境に近づけて、蜂が健やかに生きるための世話をし、

蜂蜜というご褒美をいただく、というスタンスで養蜂を行っています。


病気予防の抗生物質などをあらかじめ巣箱に撒いてしまえば養蜂の手間も少なくなりますが

人と同じで、免疫力などが低下したり、弱い生命力の蜂となってしまい、

薬→病気→更なる薬→更なる病気→他の生き物や植物に影響を及ぼしていく

という悪循環をまねく恐れがあります。


また、野菜や果物などの1/3ほどがミツバチの受粉に頼っていますので

ミツバチが弱り、減っていくことは、人への影響もとても大きいのです。


自然養蜂を志すというのは

蜂を含め、植物や他の生き物、人も健やかでいて欲しいからです。


それには細やかな心配りが必要です。

蜂の様子を観察し、巣箱の環境を整える。

有機農業も同じですが、細やかな世話はとても大切なこと。

病気の蜂がいないか、女王蜂がきちんと卵を産んでいるか、蜜や花粉は足りているだろうか。

蜜が入り過ぎて育児圏を圧迫していないだろうか。


繰り返される、日々の作業によって

自然養蜂が成り立っていきます。

多くの巣箱を抱えるとそこまでの世話はなかなかできません。

彼らはあえて巣箱数を抑えて蜂蜜の収量よりも環境重視。

養蜂を通じて自然に貢献していくある種の環境活動家。


そんな訳で

彼らの蜂たちは、

化学的な残留物質などの無い、栄養に充ちた健やかなミツロウを生み出すのです。

古田


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