
詩人でもあるミツロウメンバー、松崎さんに初回を飾っていただきました♬
製蝋の作業場には不思議なQのドア
これは何かと聞かれたら...休憩室のQ(苦笑)
ちょっとアジトのような妖しさを漂わせていますが
お茶を飲んでばかりではなく、中々ハードに仕事をしています。エヘン
ミツロウって何?
という方もいらっしゃるかと思うので
ミツロウのお話し、その①です。
蜂は自分たちの巣を作るために、自分の体からミツロウを作り出しています。
ハニカム構造と言われる六角形の巣は軽くてとても強く、
この六角形のひとつひとつに、蜜を溜める貯蜜圏というエリアがあったり、
女王蜂が卵を生み、働き蜂が育てている育児圏というエリアがあったり。
養蜂家が用意した木の巣枠の中に彼らがミツロウで作った巣を作り、
蜂たちの生命活動の全てがその中で行われます。
人とミツバチとの共同作業。
ミツロウそのものは、白いのだそうですが
花粉やプロポリスの色などで黄色くなるのだそうです。
製蝋をしていても、巣枠毎に黄色の色は違っていて
季節季節の花の性質を映しているらしい事が分かります。
春先の蝋は柔らかい黄色
季節が進んでいくに従ってこっくりした色に
どうやらなっていくようです。
植物の、春先のみずみずしさが
秋になると円熟した空気に変化していくさまと通じていて
何だか素敵ですね。
人の一生も...
円熟していってみたいものです。
いつかなれたらいいな。

古田