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小さなミツロウ工房便り

タグ:ミツロウ

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関東もすっかり夏ですね〜
梅雨は明けたのでしょうか?

リップバームを入れる容器が港に到着しました。ばんざ〜〜い😊


🐝 どんな容器が良いのか 🐝

実は去年の秋からメンバーで沢山たくさん相談したのでした。


リップ容器と言えばプラスティックのスティックタイプが多いですよね。

 最初のうちは、スティックが良いのかなぁと
試作をスティックタイプで作っていたのですが、
どうも何となくスッキリしないのです。

「保湿力抜群でミネラルやプロポリスの成分なども豊富なものを作っているから、
実際は保湿クリームとして色々なところに使える訳だし、
クリーム容器の方が良いんじゃない?」

「そうしよう!」



🐝 ということで、クリーム容器探しが始まりました 🐝


「ポーチに普段入れておいてもらえる大きさが良いよね」

「口はどのくらいあった方が良い?」

なあんて相談をしながらも、メンバーが一番主張したのが


『 自然にやさしいこと 』


リサイクル可能な素材、出来るだけガラスが良いという強力な要望が〜〜〜!!

さすが環境活動メンバーズ



🐝 これが以外と無い無〜〜〜い 🐝


ある程度の大きさのものだったらあるのですが、
リップとして使うのは5ml前後。
そんな小さな容器が無い。

プラスティックならあるんだけどなぁ



と、海外のボトル工場などをあたっていたら一つだけ
型を持っている会社が見つかったのです。

良かった〜〜〜

作っていただけることになりました ♬


🐝🐝


ソーダガラスとベークライトで出来ています。

これならジャーもキャップもリサイカブル♬

遮光ガラスからミツロウが透けてきれいです✨



画像のは最終サンプルなので
早く届かないかなぁ。


                           ふるた
 

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先週の金曜日
日本ミツバチのミツロウを製蝋しました。

ミツロウチームのメンバーの旦那様からの貴重な預かりもの。

日本ミツバチは野生種なので
気まぐれだったり繊細だったり。

巣も、ミツバチ達が巣移りしてくれないと採れないし
量としても少ないので
私たちも中々入手できないのです。

出来上がったミツロウは1kgほど。
6重に濾過していますが、
もう一回、何重か濾過してから出来上がるので
もっと少なくなります。

それでも
日本ミツバチのミツロウがこんなにあるっ!!
という感覚です。

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ワクワクしながら作業をしました。

さあ、どうしましょう!
西洋ミツバチの蝋とは成分が少し違うので
こちらも試作していく予定です。

量も多くはないので、少しづつ。

西洋のミツロウの一番の違いは
プロポリスを含まないこと。

栄養豊富なプロポリスですが
体質によっては刺激になる人もいらっしゃるので

そういう方に使っていただけるものが出来ると嬉しいなぁ。

そんな訳で
いつもあるものでは無いかもしれないけれど
蜂さん、よろしかったらまたどうぞよろしくお願いします!

お試しでオーガニックなカレンデュラも育ててみました。
さて、これも試作です♬

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昨日はミツロウチームのミーティング


寒い季節は製蝋に向かないので、

リップバームの試作やホームページなどでどういうことを伝えていきたいか

たくさん検討や話し合いを重ねています。


今日はその中のひとつ、

私たちがミツロウを預かる養蜂家が志す、自然養蜂について。


B2でミツロウを預かる養蜂家たちは、natural beekeeping 自然養蜂を志す人たちです。


蜂を養うと書いて養蜂家。

養蜂家にもそれぞれのやり方や主義主張があるかと思います。


彼らはできるだけ自然な環境に近づけて、蜂が健やかに生きるための世話をし、

蜂蜜というご褒美をいただく、というスタンスで養蜂を行っています。


病気予防の抗生物質などをあらかじめ巣箱に撒いてしまえば養蜂の手間も少なくなりますが

人と同じで、免疫力などが低下したり、弱い生命力の蜂となってしまい、

薬→病気→更なる薬→更なる病気→他の生き物や植物に影響を及ぼしていく

という悪循環をまねく恐れがあります。


また、野菜や果物などの1/3ほどがミツバチの受粉に頼っていますので

ミツバチが弱り、減っていくことは、人への影響もとても大きいのです。


自然養蜂を志すというのは

蜂を含め、植物や他の生き物、人も健やかでいて欲しいからです。


それには細やかな心配りが必要です。

蜂の様子を観察し、巣箱の環境を整える。

有機農業も同じですが、細やかな世話はとても大切なこと。

病気の蜂がいないか、女王蜂がきちんと卵を産んでいるか、蜜や花粉は足りているだろうか。

蜜が入り過ぎて育児圏を圧迫していないだろうか。


繰り返される、日々の作業によって

自然養蜂が成り立っていきます。

多くの巣箱を抱えるとそこまでの世話はなかなかできません。

彼らはあえて巣箱数を抑えて蜂蜜の収量よりも環境重視。

養蜂を通じて自然に貢献していくある種の環境活動家。


そんな訳で

彼らの蜂たちは、

化学的な残留物質などの無い、栄養に充ちた健やかなミツロウを生み出すのです。

古田


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